8月、バカンスシーズンのパリ、噂に聞いていた「危ない経験」を味わうところでした。
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ATMを利用している時に、こんなことがったのは初めてだったので・・!
パリで営業時間外ATMを利用する時に気をつけること
- 銀行の前の通りにタムロしている人たちはいないか?
- 怪しげな人がいたら、そこは通り過ぎて他のところを利用
- 銀行を出る時に、不審な人はいないか?
- もし、目に入ったら、できるだけ人の多い逆の方に向かう
- 付いてくるようなら、カフェや店に入って、事情を話す
こんなところですが、日本語も通じるLCL銀行ピラミッド支店は、「安心な場所」と思い込みがあり、営業時間は終わっていても、まだまだ明るい日差し。
↑この写真は、オペラ座を背にしてルーブル方面、左側がLCLピラミッド支店です。
7号線や14番線のメトロの駅もあるピラミッドは、パリのオペラ座を背にしてルーブル美術館の方向にまっすぐに伸びるオペラ通りの中間地点で、ピラミッド通りに抜ける方向には、モノプリやジュンク堂書店があります。
観光客が、行き交う広い通りです。
17時半くらいだったでしょうか・・いつもどおりの賑わいに、完全に油断していました。
後で思えば、通りでフェンスにもたれた若者たちは目の端に入っていたような気が。。
安全なはずの、銀行の中のATMも営業時間外はアテンション!
↑入り口からATMは、距離にして3メートル弱?
この写真右手のATMに私は向かっていました。
ATMを操作している私に、「サ ヌ マルシュ パ (それ作動してませんよ)」って男性の声。
振り返ると、10代の少年がひとり。
「アヤシイ!!」私の中で警報が!!
シャッター越しの受付の方向に大きな声で、「ムッシュー!!ムッシュー!!」と呼びかけながら、その少年の方に歩み寄りました。
私は、無意識に、ATMと距離をとろうと(お金とカードを守ろうと)していたんですね。
どんどん入口の方に、「ムッシュー」連発しながら・・(おばさんパワーフル発動 (。>﹏<。)
「オンスクール(助けて)」というほどではなかったし。
ついにその少年は諦めて、でていきました。
3歩ほどの距離、ATMに戻ったその時に、指定した金額がちょうど出てきたのでした。
上の写真の反対側にシャッターが閉まっていて、受付があります。
少年がいる間に反応はなかったのですが、
やはり、銀行のシャッター内側、少し離れたところに人はいました。
お掃除の女性でしたが、シャッター越しに「どうしたの?」と聞かれ、事情を説明し・・「誰も今はいないわよ」と。
私も、今度はしっかり通りを確かめました。
通りを見たら、少し離れた右側のフェンスに、少年たちのグループが見えたので、逆の左側に出て、オペラ通りから1本入ったサンタンヌの通りを、戻り・・無事でした。
もう少し詳しく書いておきますと・・
ピラミッド支店に入ると、受付カウンターとの間にシャッターがおりていましたが、細かい網状のシャッターで、お互いに様子が透けて見え、営業終了直後のせいか、まだ奥の方に、人の気配があることに安心しました。
そこで、ATMで出金の操作を・・。
普通、出金は指定の金額にボタンを押すと、すぐにその金額がシュッと出てきます。
私は、紙幣の種類を指定したかったので、もうひと手間の操作をしていました。
後で考えるとこの操作のおかげで、お金を失わずにすんだ気がします。
あの少年が声をかけてきたタイミングって、「普通の操作なら」現金がシュッと出てくるジャストタイミングでしたから。
そして、少年がまだ10代でひとりだったから・・。
バカンスシーズンの被害、覚え書
もし、友人たちの話を聞いていなければ、私は少年の言葉を疑わず「え?ほんとに?」って話を聞いていたかもしれません。
でも、そうしなかった理由は、実際に ここ数年の間に、友人、知り合いたちに起こったことがあったからです。
・フランス人20代友人男性、メトロですごく押されると思っていたら、携帯とお財布をすられた
・フランス人20代友人男性、近郊線の電車の中、終点駅で最後に降りようとしたら、座っている後ろから首絞め強盗に遭い、お財布と携帯を盗られ、怪我もした
・日本人40代女性バスの中ですごく押されて、そこに気をとられていたら、バッグの中から財布をすられた
・日本人男性、オペラ地区ピラミッドの通りで白昼男性二人に腕をとられ、ATMに無理やり連れて行かれお金を出金させられ盗られた
・エストニア人20代女性 ラデファンスで最終メトロを待っていたら、肩掛けのショルダーバッグを奪われそうになった。彼女は体格がよく必死に抵抗して無事だったけれど、腕と肩に大きな擦り傷
以上、友人たち、知り合いがお金や携帯を盗られる犯罪にあった事は、ほとんどが夏のバカンス中です。
夏休み中の若者も含めて、泥棒修行にやってきてる感じがします・・。
日本にいたら、一個人の身近な友人や知り合いに、こんなことはおこらないと思うので、自分の中の警報サインは見逃さずに、パリを楽しみたいですね。
さいごに
パリの通り至るところにATMはあります。
通りに面したATMは、一人の時は利用せず、最寄りの銀行の中にあるATMを使って「これで安心だ」と長年思ってました。
今回の件、実際、被害には遭わなかったので、「声をかけてきた少年」を疑って申し訳ないです。
しかし、ATM操作中に声をかけてくる、しかもその情報は嘘。
壊れてもいないATMが、操作できないと・・なので、私の中の警報はなりひびいた状況でした。
相次ぐテロの後、街中を見張っていた警察官の姿が減って、「彼ら」がまた増えてきたとつい先日も、友人の話を聞いたばかりです。
それでも、パリが好きなんですよね。
あとがき:友人も行員さんに注意喚起されたそうです
この話を、友人にしたところ、ATM利用後はをねらった犯罪が増えているそうなので、気をつけてくださいと言われていたそうです。
みなさまも、観光客が多いエリアでカードを使うときには、くれぐれもご注意を!
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