2019年秋スタートの「グランメゾン東京」、毎回楽しみですね!
「久々に楽しんでいる日本のドラマ」、とパリの友人たちでも話題です。
そんな中、辻仁成さんの小説に三ツ星レストランのシェフ物語を発見しました。
グランメゾン東京を通じて、舞台がフランスと日本で、
日本人も登場する三ツ星シェフ物語に興味を持たれたあなたにおすすめです。
読書と味覚の季節、グランメゾン東京ファンにおすすめの小説
驚くほどの気温を体験した今年の夏のあと、
秋の訪れとともに、読書にも味覚にもふたたび気持ちが向きました。
グランメゾン東京ファンのあなたにおすすめしたい
その本とは、2003年刊行の「いまこの瞬間愛しているということ」という辻仁成さんの小説です。
舞台はほとんどがパリそして後半に日本。
レストランの厨房内のグランメゾン東京のような緊迫した場面もあり、
珠玉のメニューの描写もあります。
全体的なストーリーは、グランメゾン東京より切ないです。
辻仁成さんがパリに住んでいるだけあって、パリの様々な光景が美しく描写されているところと、
いくつか、実在する(ナイスな)カフェも登場していて、パリを生きたヒロインの目に映る景色が瑞々しく、
レストランの料理の様子、彼女のはずむ呼吸まで感じ取られるほどで、340ページを2日で読了しました。
後半は、切なかったけれど、読んでよかったと思える本でした。
いまこの瞬間 愛しているということ
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シェフの三ツ星物語への興味は、グランメゾン東京がパリのロケから
パリに来てからは、日本のドラマを観る機会がなかったのですが・・
たまたま、知り合いに「今度のキムタクドラマは、パリらしいよ」、と聞いて、You Tubeを探しました。
パリロケの部分だけ見るつもりが、毎回ストーリーを追っています。
さらに、「あー、ここが彼らが行った、ミニ遊園地!」なんて、
ロケ地巡りまでしている私です。
更に、同じようにパリが舞台の日本人シェフの小説はないかと探し始めたのでした。
なにしろ、物語に、必ず素晴らしい料理のシーンがあるのですから。
辻仁成さんの小説ファンの友人が語る魅力
「いまこの瞬間愛しているということ」を読み終えた翌日、友人と「プリソンする」約束でした。
※「プリソンする」とは、マルシェ デュ サントノーレにある「メゾンプリソン2」 メゾン プリソンHP という、食材店とカフェがいっしょになったお店なのですが、ディーンアンドデルーカみたいな感じで、味覚を刺激し、満足されてくれるところです。
ここでいただくワインも食事も、ハズレがない!プリソンが気に入りすぎて、私達の間では「プリソンする」になっています^^ (近日中にプリソンで美味しかったもの、おすすめについて書きますね!)
メゾンプリソン2で美味しいアペロをいただきながら、昨今ハマっていることについて話していたら。。
彼女は、辻仁成さんの大ファンだということでした。
辻仁成さんの描く恋愛小説の文章の美しさと繊細さ、世界観は比類がなく、大好きで、
彼のブログもずっと読んでいると、教えてもらいました。
帰宅して、そのブログを読み始めたら・・
読み始めて、3時過ぎに・・。夜明けが来る前にあわててベッドに入る始末でした。
淡々と語られる日常も、さすが小説家の文章だけあって、おもしろい、やめられない、とまらない。
「いまこの瞬間愛しているということ」と「冷静と情熱のあいだ」しか、読ませていただいていないのですが、都市を重ねた辻さんのブログの文章が魅力的です。
人生のいろんな苦しみ、悲しみ、辻さんにとって大変辛いことだったでしょうけれど、ブログに日々綴られている言葉に重み、深み、ご自分をさらけ出す潔さもあり、更にパリや日本のお役立ち情報もあり、一度ページを開くと、「ここでやめる」ということが難しいのです。
まとめ
「グランメゾン東京」でシェフの世界に興味を持ち、辻仁成さんの本をみつけました。
辻仁成さん、歌手で、作家で、美しい女優さんたちとの結婚と離婚・・と、
パリにお住まいなのは知っていましたが、まこと別世界の方です。
でも、その方が小説やブログを通して、生き生きと美しい文で綴られるパリの街がさらに美しく愛おしく感じられます。
パリ好きの方、美味しいレストランのお話が好きなあなたにおすすめしたい一冊です。
ブログは、寝不足になりますよ^^
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