アメリカへの旅行準備中、
旅行会社で、ESTA の手配はしてもらったけれど、機内で書かなくてはいけない「税関申告書」がちょっと気になっているあなたに・・。

わからないから適当に書いたりしたり空欄はまずいのかな?
はい、まずいですよ~! 記入する必要がなくて、空欄はありますが、適当に書いてしまってアメリカへの入国審査に通らなくなった人もいます。 正直に正確に記入することが大切です。
この記事では、到著前に機内でCAさんに配られる「税関申告書」を書くための準備についてお伝えします。
※自動審査の機械、キオスクの導入が進んでいるので、機内での税関申告書記入がなくなって、到着後にキオスクで税関情報を入力するように移行している空港が増えています。
アメリカの入国審査、税関申告書記入、英語で準備と確認事項は?
ご家族が一緒なら、税関申告書は一家族で1枚です。(家族は一緒にj入国審査を受けます)
入国審査の際に、パスポート、搭乗券と一緒に提出します。
記入漏れがあると、英語で質問されるので、審査官の英語の聞き取りを減らすためにも、税関申告書はバッチリ記入しておきましょう!
準備するもの
- ボールペンなど筆記用具
- 米国内に泊まるホテル(1泊目)の名前と住所
- 持ち込む物があれば、その食品の英語リストを作っておく
- 酒や煙草を持ち出すなら免税範囲内(酒1リットル、紙巻きタバコ200本以内)21才以上
- 国外持ち出し物(現地の友人へのお土産)などある場合、品名と金額(100ドル以内)
- 10,000ドルを超える現金(トラベラーズチェック含みます)は申告が必要
気軽に、「旅先でお腹が空くかも?」とおせんべいやスナック類をスーツケースに入れたりしますよね?
そんな時でも「ちょっとだから」なんて思わずに、しっかり申告してくださいね。
もし見つかったら、罰金をとられる上に、その後渡米のたびに荷物チェックを受けることになった人もいます。
何より「虚偽の申告」には厳しいのです。
※肉エキスの入ったものは、持ち込み禁止になっているので、カップヌードルなどそして果物も諦めてくださいね。
・・まさかとは思いますが、花火は禁止で、農畜産物の違反は罰金最高額5万ドルなのでご注意を!
お菓子やお土産、税関申告書のどこに何を英語で書くの?
引用元:日本航空HP
日本航空のサイトに、上記写真の日本語の税関申告書の見本がありますので、こちらをごらんくださいね。
日本航空や全日空なら、このような日本語の申告書を機内で配ってもらえます。
外国の航空会社なら、同じ項目が英語で書かれています。
どんなことを、記入しなければならないか予めわかっていた方がいいですよね。
10番から14番は「いいえ」に☑だと思いますが、食品持込みでしたら
食品持込み→11a「はい」に☑をしてください
その場合、15番 「訪問者」のところに(0) ←食べてしまうか持ち帰るかでアメリカには残さないから$0
裏面に記載する必要なし
※入国審査で「フード?」と入国審査官に聞かれて、単品なら、「チョコレート オンリー」、もし何点かあるなら、英語のリストをスマホではなく紙に書いておいて見せた方がいいです。
アメリカに友人がいて、お土産がある場合
(20)訪問者―市販用商品を含め、米国内に残される全品目の総額:にプレゼントの小売総額をドル換算で記入
(23)裏面に、プレゼント品の品名と金額を記入
入国審査で、いろいろ英語で話せない場合、お菓子などはアメリカで買うことにした方がいいかもしれないですね。この部分がなければ、入国審査が簡単ですから・・。
入国審査で英語できない、話せない?出発前に準備すべきこと3つも合わせてごらんください。
アメリカの入国審査の流れ
ESTA(エスタ)の申請はお済みですか?
来月、ハワイに行く妹は「エスタ?あぁ、ビザみたいなのね、旅行会社のアンケートみたいなのに答えたら、代行してやってくれてるみたい」と言っていました。
旅行会社を通してなら、ESTAの申請代行もしてくれる場合が多いですよね。
私は、ニューヨークに行った時、自分で航空券とホテルの手配をしたら、ESTAもネットで申請することになってしまいました。
ニューヨークは一人旅だったので、ドキドキでした。
最近、アメリカの最初の入国審査は、機械になっていて日本語を選択すれば、日本語で操作ができるので、これは助かりますよね。
アメリカの入国審査の流れはこちらのとおりです。
- キオスク(機械)で日本語を選択し、操作
- エスタ取得後、初めてのアメリカ訪問なら入国審査官のところへ(家族なら一緒に)
- パスポート、搭乗券、税関申告書を提出(笑顔で挨拶してみましょう)
- 滞在目的と日数を一人ひとり聞かれる(サイトシーイング、ファイブデイズなど滞在日数を答えます)
- 指紋をとります(たいてい右手親指→残りの4本→左手親指→残りの4本)親指はサム、残りの4本はフォーフィンガーズ
- 顔写真を取ります。ルックエトザカメラ・・「カメラを見て」と言われたり身振り手振りだったりします。
以上、約20分、混んでいれば1時間以上かかることがあります。
難しい英語は必要ないですし、身振り手振りで終わることも多いです。
流暢な英語は、必要ないです。
気をつけていただきたいのは、わからないことを聞かれて「イエス」と答えないことだけです。
わからない時は「ソーリー?」と首をかしげて、わからないという意思表示にしないと、禁止事項に「イエス」と答えたと別室に連れて行かれたりしたら大変なので。
入国審査官は、不審者や犯罪者や不法就労者を入国させないのが仕事なので、ふつうの観光客にそんなに「こわい態度」はとらないので、落ち着いた態度でいれば問題なく通してもらえます。
余計なことをいろいろ聞かれないためにも、「税関申告書」は正確にきっちり記入しておきましょう。
アメリカの税関申告書で食品持込みを申告、入国審査後の流れは?
税関申告書の11番a「食品持込み」に「はい」と記載してあると、「ホワット カインドオブ フード ドゥーユーハヴ?」(どんな食べ物持ってるの?)と聞かれます。
- 単品なら「スナック」とか「チョコレート」などと答えます。
- それ以上なら、用意しておいた英語の食品リストを提出して見てもらいましょう。
- ※スマホは厳禁です、紙に書いてくださいね。
- 入国審査官の判断で、税関申告書にアルファベットが書かれます。
- (指紋と顔写真撮影が終わったら)
- 手荷物受け取りのターンテーブルで荷物を受け取ります
- 出口で、税関申告書を係員に渡します。
- その税関係員は、先程の入国審査官の記入した文字を見て、「食品検査に行きなさい」
- もしくは、「このまま出てよろしい」と伝えてくれます。
- 「出て良い」なら、「検査パスでよかった!」です。
- 食品検査に行った場合は、ベルトコンベアにすべての荷物を乗せて、X線検査です。
- X線でなにも問題になるものが見当たらなければ、「出てもよろしい」と言われるのですが。。
- なにかがあると判断された場合、バッグの中を開けて見られます。
- 聞かれたら、落ち着いて説明していきます。
- 係官のオッケーが出ればそれで終了です。
抜き打ち検査もあるようなので、申告を正直に行って、調べられても落ち着いていられるようにしましょう。
さいごに
アメリカの入国審査は「9.11のテロ」のあと、とても厳しくなりました。
長時間のフライトのあと、機内で渡される「税関申告書」。
眠いからといって、適当に書いたりしたら「虚偽の申告」となってしまう可能性があるので、しっかり正直に書きましょう。
私は一人旅でも若くなかったこと、ホテルの住所も控えていたことで、ニューヨークでも、そんなに質問攻めにあいませんでした。
若い独身の女性で無職、帰りの航空券の予約がない、滞在先の住所がはっきりしない場合(友達でも)は、「ずっと住み着く?」と疑われるようで、入国審査官にいろいろ聞かれるし、場合によっては入国拒否もあるようです。
そういう人たちは、英語が流暢なら語学留学も必要ないと思われたり、大変みたいです。
入国審査官の仕事を考えて、旅行目的、滞在日数、滞在場所、帰りのチケットを用意して、堂々と優雅に入国審査を通り抜けましょう。
あなたのアメリカへの旅が楽しい旅でありますように!
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