入国審査、英語話せない?フランスやイギリスで気をつけるべきこと

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ヨーロッパ旅行を控えて、フランスやイギリスの入国審査で「、どれくらい英語で話さないといけないの?」と、気になっていますか?

同じヨーロッパでも、フランスとイギリスの入国審査の様子は違います。

若者に厳しいイギリスの入国審査に準備してほしいこと、フランス入国で気をつけてほしいシェンゲン協定の日数についてお伝えします。

 

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イギリスの入国審査、英語話せないと、どうなの?

引用元:日本航空サイト (イギリスの入国申告書)

日本からの観光客で、入国に必要な書類を持ち、ふつうの服装、特にあやしい挙動不審でなければ、「大人のあなた」は大丈夫だと思います。

旅行の目的(サイトシーイング)滞在期間(フォーデイズなど)の会話があるかないかくらいでは?

入国審査官は、英語の先生はないので、英語力の試験ではないです。

逆に、英語が流暢だと、ポンド高のイギリスで働きたい人かと突っ込まれた質問をされる場合があります。

  • パスポート
  • 入国申告書
  • 滞在先ホテルの名前と住所
  • 帰国もしくはイギリス出国のチケット(念の為)

日本に生活の基盤がある観光客で、あやしい様子がなければ、ほとんど無言で入国許可がおりると思います。

でも、イギリス・・若者にはきびしいことが多いです!

あなたが若者で、女性の一人旅やバックパッカー風ならアテンション!

若者なら、旅の目的、滞在期間、滞在先、職業(無職は突っ込まれる)は英語で聞かれる可能性がありますので、、英語で落ち着いて答えられるように準備しておきましょう。

あなたが、一人旅の女性ならイギリスに彼を見つけて住み着いてしまうのではないか、若者たちはイギリスに不法就労して住み着いてしまうのではないか?それは未然に防がなくては!とイギリス当局は考えています。

あなたの英語が流暢だと「不法就労」を疑われることもあるので、イギリスではペラペラとフレンドリーに話さない方がいいです。

女性なら、日本での職業を伝えて「帰る場所がある」アピール、バックパッカーもそのまま住み着かないアピールを裏付け書類とともに用意すると有利です。

聞かれたことを真剣に聞いて、きちんと答えるか、わからなければ「ソーリー」と言っておいたほうがいいです。 態度も見られていますので。

英語が不得意でもオドオドしないで、きちんとした態度で質問にこたえ、返答を裏付ける書類があれば大丈夫です。

イギリス一択なら下記の書類も用意されることをおすすめします。

  • パスポート
  • 入国申告書
  • 滞在ホテルの予約先を印刷しておく(友人なら住所と関係を英語で説明できるように)
  • 滞在中の旅程(滞在中の予定を聞かれても答えられるように)
  • 帰国便のチケット(他の国への出国チケットでも)
  • 資金証明(英語の預金残高証明書、生活費約1ヶ月20万円✕滞在期間)
  • 短期語学留学なら学校の書類

若い方向だけに、なぜそう言うかといいますと、ロンドンに行ったときに質問攻めにされている、日本人の若者グループを間近で見たからです。

日本人があんなにいろいろ聞かれている光景は初めてみました。

彼らは、フランスからの入国で、みんなでイギリスに住む友達のところに遊びに行く感じでしたが、容赦なく英語でガンガン質問されていました。

女の子が特に長時間、いろいろ聞かれていましたが、最終的に許可はされていました。

答えたことの証拠になる書類は多いほど安心なのだと、見ていて思ったことです。

不注意で、ロンドンに入国できなくなって残念がってる人、パリにもいます。

フランスの入国審査、英語よりも気になるシェンゲン協定

それでは、「フランス入国はどうなのか?」といいますと、入国申告書もないので入国カードも記入しなくていいですし、入国審査官もほとんど何も聞かずスタンプを押してくれます。

でも、どんな人物か様子は見ているので、服装と態度は堂々と「ふつう」にしていましょう。

英語もフランス語も話さないで、入国できる場合が多いです。

聞かれるとしても、滞在先でしょうか。もちろん「ボンジュール」と笑顔はあった方がいいです。

住んでるから言うわけじゃないですが、フランス、親しみやすいですよ。

 

パスポートがICチップになってから、往復のフライト情報や過去履歴も含め、かなりの情報がパスポート自体に入っているのだろうな、と個人的に感じる今日このごろです。

だから、あれこれ聞かれなくなってきているのかもしれません。

日本のパスポートだからかな?とも思います。

フランスの入国審査では、他の国の方で、すごく時間をとって聞かれている人々もいるので、フランスが力を入れてチェックする対象の国から、幸いなことに日本は外れているのかなと感じます。

税関審査もないので、自分のスーツケースを間違えないように、ピックアップするだけです。

短期滞在の「日本人観光客」は歓迎されています。

 

そんなフランスも、長期滞在をしたいと思うと、フランス語しか話してくれないお役所で「書類」をたくさん揃えてドキドキしながら待ちます。

この経験から、必要な書類をそろえて言葉がわからなくても、きちんとした服装と真摯な態度で臨むことの大切さを、私は学びました。

相手の審査官が望んでいることを知って、準備し、前もって心構えをしておくことは、厳しいと言われる若者のイギリス入国審査と共通することだと思います。

シェンゲン協定で気をつけるべきこと

フランスに、観光でビザなし入国の際、ひとつだけ気をつけるべきことがあるとすれば、シェンゲン条約のことです。

直接日本から、フランスに入国の方はこの項目、スルーして下さいませ。

シェンゲン条約は、1985年にルクサンブルグのシェンゲンで5カ国で結ばれた条約で、2019年5月現在フランスを含むヨーロッパの26カ国が、加盟しています。

シェンゲン協定締結国は、観光・出張などを目的とした短期(ある180日間のうちの90日以内)滞在用の圏内共通の査証(ビザ)、「シェンゲン・ビザ」を発行していますが、日本国発行の旅券(パスポート)の保持者はそのビザが免除されています。シェンゲン・ビザ保持者・免除者はいずれも、シェンゲン圏内であれば、原則的に出入国検査なしに自由に国を行き来することができます。

引用元:駐日欧州連合代表部の公式ウェブマガジン

つまり、シェンゲン協定の国全体がひとつの国という考えなので、フランスには初入国でも、シェンゲン圏の他の国に、長期滞在してからフランスに入国するとなると、フランスへの滞在可能日数を計算しなければならないのです。

フランスだけに滞在なら、90日以内に出国と考えればいいですが、他の国も回って滞在日数をオーバーしてしまうと罰金があったり、今後のシェンゲン加盟国への入国が難しくなる可能性があります。

上記サイトに、計算フォームもありますので、シェンゲン圏の他国との滞在日数が気になる方は、加盟国も含めてご確認くださいね。

ちなみにイギリスは、シェンゲン加盟国ではないですし、オーストリアなど、直接入国なら6ヶ月滞在を許可される可能性があるという国もあります。

私がフランスから、数年前に国境を超えて車のイタリアやスイスに旅行した時は、パスポートコントロールはなかったですが、テロや難民問題もあり最近は、列車や長距離バスはパスポートの提示が求められるそうです。

パスポートは、必ずお持ちになってくださいね。

さいごに:若い人たち、ついうっかりに気をつけて!

日本から見ると、同じヨーロッパのイギリスとフランス。

ところが、入国審査事情は、ずいぶん違います。

ビザ無しで短期の観光を自由に楽しもうという若い方には、最初にフランスに入国して、パリの北駅からユーロスターの往復チケット、もしくは格安航空会社のLCCの往復航空券を利用して、イギリス観光を楽しまれることをおすすめします。

理由として、ついうっかり準備不足で、イギリスの入国審査にのぞみ、一度入国拒否をされてしまったら、記録に残ってしまい、本当にもったいないことだと思うからです。

あなたが将来、イギリスに留学する機会や観光を楽しむ機会が、長期間に渡って失われてしまうのですから。

また、繰り返しますが、シェンゲン圏内であっても国境を越えるときには、必ずパスポートはお持ちになってくださいね。

テロや難民問題もあるのでしょうが、列車や、長距離バスなどは、コントロール入っています。

シェンゲン圏をまたいでの観光は、トータル日数の計算も!

入国審査では、予備知識を持って、準備して、スムーズに通過しましょう!

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