7月25日の最高気温42度をピークにした、7月最終週のパリの熱気は灼熱の砂漠に暮らしている感じでした。
あれから2週間、今週の気温は21度~22度と、すっかり過ごしやすい毎日になりました。
熱波が来るとしても、1週間我慢すればおさまっていくので、今年もエアコンなしの夏が過ぎていきます。
日本から夏のヨーロッパ旅行をお考えのあなた、日本で当たり前すぎるものがないのです。
今後、夏のヨーロッパ旅行予約時に調べるのは・・
暑さのあまり、賑わいが消えたカフェ
夏の旅行には、パリだけでなく、ヨーロッパ全体、
ホテルの予約時に、エアコンの有無を確認されることをおすすめします。
雰囲気のある、小規模ホテルは特に確認されたほうがいいです。
夏の間の、熱波が来るとき以外は、エアコンなしでも大丈夫なのですが・・。
夏の間に、本当に暑い毎日が続くのは、たいてい1週間くらいというのが、これまで約10年パリで夏を過ごした感想です。
ただ、ここ数年の暑さは厳しくなっています。
たとえば、1週間の予定でパリやヨーロッパに旅行をお考えとして、その期間がまるまる暑い週で、ホテルにエアコンがなければ、厳しいですよね。
日本で、エアコンがある生活に慣れているのに、エアコンがない上に旅の疲れや時差が重なると、体力消耗は普段の倍以上になるかもしれません。
エアコンなしのパリやヨーロッパの夏の過ごし方は?
こうやって雨戸(ボレー)をしっかり閉めます
どうするかというと、夜の間に窓を開けておいたり、早朝に空気を入れ替えたあとは、雨戸を閉め、カーテンを閉めて、窓から熱気が入らないようにして、昼間は過ごすのです。
壁の暑さがあるからできることですけどね。
これは、南仏やイタリアに旅行した時も個人の家では、同じでした。(モロッコも)
最初は私も、エアコンがない事、なんだか原始的なやり過ごし方に思えて驚きましたが、湿度が低いことと、夜の気温が日本より下がるので、ふつうは熱帯夜は、ほとんどないのです。
日中、鬼のように熱くても、日陰はそれほどでもありませんし、夜になると風が涼しくなるのです。
それでも、暑い日が1週間位続くと、外気、夜の空気も気温がだんだん上がってきて、寝苦しい夜がやってきます。
ヨーロッパの建物は、エアコンの室外機を置くスペースもない場合が多い上に、この朝晩の寒暖差、湿度の低さ、また本当に暑いのは1週間なので
ここを乗り切れば・・ということでエアコンはなくて終わっていくのです。
ど扇風機、除湿機があったりします。
今年、42度だったパリのレポート
42度になった午後には、IKEAの涼しさで天気予報スクショを忘れてました!
7月25日、42度になった日は、ずっと30度以上の日が続いていて、すでに空気は熱く乾いた熱風のような状態でした。
熱波の今年1回目は、私は日本で「すごく暑い!」と友人からのメールを見て、にゅ0s
朝の空気入れ替えも、効果がなくなってきたな・・とため息をつきつつ、「暑い間は、いつでも来て、ここで過ごしていいよ」と言っていただき、午前中は、2階の大家さの広々としたサロンで・・。
部屋の面積が広くて、下の階ならそれほど暑さの影響は受けない・・と、では感じました。
でも、夏休み中の秀才お兄さんもいたし、落ち着かず、上の部屋に戻り。。
帰ってきたばかりの日本からの荷物を片付け、マドレーヌのIKEAに行ってみることにしました。
この春 オープンして、混んでいるだろうと、まだ行ったことがなかったのです。
建物を1歩出たら、これまで経験したことのない、乾いた熱風がふきつけてくる感じでした。
今までに味わったことがない息苦しい感じです。
駅までもクラっとくる感じです。
この日は、公害もすごかったとか。。
乾いたへんな咳がでてきましたが、そんな咳をしている人も多く、公害の影響からだったらしいです。
なにか命の危険を感じるような、暑さがこわいと思ったのはあの日が初めてでした。
このところの暑さで、枯れてしまったプラタナスの葉が、茶色くなって舞っていました。
それでも、
大型商業施設のありがたさで、IKEAの中の空調の涼しかったこと。
パリのIKEAは、都心型のコンパクトな作りで、あの広さと品揃えを期待していたら拍子抜けする感じですね。
かわいいカップを見つけたので、買ったあと併設のカフェ?と思いましたが、大変な混みようだったので、
向かいのプレタマンジェへ。
いつもは寒いくらいのプレタマンジェの冷房も、適温になってました。
パリでは、スタバと似た雰囲気の、プレタマンジェの店舗がどんどん増えています。
こうやって、エアコンの効いた店を思い出しては、お茶や食事をしてさまよった1週間でした。
普通のカフェ、扇風機はあったりするけれど・・。
パリのメトロも、1号線、2号線、9号線(車両による)13号線、14号線以外はエアコンなし、バスもエアコンなしです。
夏熱く、冬寒い・・(´;ω;`)
2015年の熱波のとき、モンマルトルの丘も含めて、高低差のあるメトロ12号線は、暑さのあまり、線路に異常が発生ということで、途中の駅で運転ストップ。
バス停には、ものすごいひとひと・・しかも、みんな汗をかいていて、なんともにおいが強烈。
しかたなく、暑い中を歩いたことを思い出しました。
あの日以来、熱波の日は、うっかり遠出をして、歩くはめになったら大変なので、近所のマドレーヌやオペラ近辺で過ごしました。
熱波の日は、交通情報も確認してくださいね。
あの灼熱42度の日に出始めた、へんな咳は、気温が下がるとともに落ち着きました。
さいごに
日本では、あまりに当たり前にあるので、ホテル予約時だって確認もしないエアコン。
夏でも、ほとんどの週は大丈夫なのですが、熱波が来たときの1週間位はだんだん夜の空気も熱くなってきます。
熱波が来た時は、どんな感じだったかも、個人的な経験だけですが書かせていただきました。
もし、あなたが暑さが苦手なタイプでしたら、パリの情緒あるプチホテルより、大型のエアコン完備のホテルを選ばれることをおすすめします。
夜だけでなく、観光や買い物の途中、夕食までに部屋に戻って身体を休めたい時もありますよね。
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