パリへ行くのに、フランクフルト経由はどうかな?
フランクフルト空港での乗り継ぎ時間はどれくらい?
とお考えの方に。
7月上旬に、羽田発フランクフルト経由パリ着の経験談です。
初めてのたった一度のフランクフルト経由ですが、
十分乗り継ぎ時間を、確保されることをおすすめしたく、当日のことを書いておきます。
フランクフルト空港での最低乗り継ぎ時間は定刻運行の場合だったら大丈夫!
↑私の帰国便旅程です。1時間25分の乗り継ぎ時間。
1時間25分の乗り継ぎ時間・・ということは・・。
フランクフルト空港に日本から乗り継ぎ利用はフライトに遅延が出たらアウトでした!
しかもかなり体力、気力を消耗しますので
日本から、フランクフルト経由パリ(シェンゲン条約国)のフライト、
乗り継ぎ時間は、予定のフライトを一つ遅らせるくらいの余裕がある方がいいです。
せっかくのフランクフルト空港の免税店を楽しむ旅程を組んでみてくださいね。
あと、体調が思わしくなかったり、お疲れの場合はちょっと移動がきついです。
乗り継ぎできなかった理由その1 出発便遅延
羽田出発便の遅れです。 今回は羽田からフランクフルト、フランクフルトからパリ、どちらもルフトハンザ航空で予約していました。
羽田空港のチェックイン時点で、使用機材の到着遅れのため、1時間程度の遅れが出ると言われ、
カウンタースタッフがフランクフルト空港の見取り地図と到着予想ゲート、更に空港内での移動の手順を書いて渡してくれました。
今回、私の予定乗り継ぎ時刻は・・
フランクフルト空港着18:45 フランクフルト空港発20:10でした。
1時間25分の乗り継ぎタイム・・定刻到着ならギリギリセーフの乗り継ぎタイムだった、と今なら言えます。
1時間遅れは、もう無理でしたね。
発券されたイコール乗り継ぎオッケーではないのですね~。
購入時に気になって確認し、通常の発券可能範囲と言われたのですが、その不安が的中でした。
機内には、乗り継ぎを気にする他のお客さんも何名かいました。
私は自宅に帰るだけですが、イタリアやギリシャに乗り継ぎ、ホテルの予約も・・と時刻も夜遅くなるので、みなさん浮かぬ顔で、飛行機を降りました。
降りたった通路に、iPadを持ったかかりの方がいて、名前と乗り継ぎ便を確認してくれました。
でも・・日本のように案内があるわけではなく、「自分で行って」とのこと。
広い空港を、PCも入ったキャリーケースをひっぱりながら大移動の開始でした。
なにしろ、入国手続までしないといけないのですから。
乗り継ぎできなかった理由その2 入国審査と手荷物検査
日本から、最初に入るシェンゲン加盟国ということで、入国審査が、到着地のパリではなくフランクフルトで行われるという点です。
当日は、7月に入りバカンスシーズンスタートということもあって、家族連れ含む、いろんな国籍のおびたただいい人数の乗り継ぎ客が入国審査にも、機内持ち込み品検査にも長蛇の列をなしていました。
もう、この列を見て、終わったと思いました。出発時刻は迫っていましたが、30分ほどの遅れということで、
少し期待していましたが・・。
この入国審査に行く前に、手荷物検査があり、これまた全員靴を脱いで、ベルトをとって、軽いボディチェックもあって・・と厳しいもので、これまた時間がかかることなど、係官はおかまいなしで・・(´・ω・`)
ただ、私自身の入国審査は1分もかからなかったです。
フランスの滞在許可証も提示すると、係官はにこやかにフランス語で「ボンボヤージュ」と、パスポートを返してくれました。
乗り継ぎできなかった理由その3 広大なフランクフルト空港
到着便から、入国審査がある建物へ行くには空港内のモノレールで移動です。
普段なら何気なく乗る移動も、時間がおしていると思うと、運行のタイミングもスピードも、ドアが閉まる様子もすべてがスローに感じられるものです。
やっと、入国審査を終わったら、今度は長い長い通路をひたすら歩きます。
動く遊歩道てきなものはありますが、それにしても遠く感じました。
しかも広いので、時々方向があっているかの不安になりました。
この広い移動の間、ルフトハンザの係りの方の誘導は一切なく、しかもひとりもスタッフをみつけられませんでした。
本当に、聞ける係りの人、あんなに長い移動の間、空港職員もルフトハンザスタッフもだ~れもいなかったのですよ。
せめてインフォメーションはないかと、売店の女性に聞いたら、わかりやすい英語で親切に、この方向でいいと、航空会社の職員のように応えてくれました。
そして
・・ほんとうに疲れた・・と思いながら、乗り継ぎ予定便だったゲートにたどり着きました!
もう、誰もいないその搭乗ゲートで、やっとルフトハンザのスタッフの方に会えました。
「もうあなたの飛行機は出発してしまったので、次のフライトの手配をしますね。
よかったわね、となりのゲートだから移動の手間はないわよ」と、後便にふりかえ・・日本人のスタッフと違うところは「ご迷惑おかけしてすみません」という言葉はないことですね。
大昔、空港スタッフ勤務の頃、飛行機の遅延でお客様に謝り続けた私は、ふとそんなことを思いました。
そんなこと思い出すと、外国にいて疲れが増すだけですけどね 笑
やっと、水を買うことができて、一息ついたら、さらにそのフライトは30分遅れで、ゲートも変わり・・もう笑う。
さんざんな思いで、パリに戻ることができました。
パリで予約していた、「乗り合いタクシー」は行ってしまい、激安とはいえチケットは無駄になり、とぼとぼとタクシー乗り場に向かったのは、23時過ぎでした。
自宅に着いたのが、ほぼ0時・・他の乗り継ぎの方々は無事だったかなぁ?と思いながらの眠り支度でした。
初めてのルフトハンザ航空の感想
↑疲れ果て、放心状態でぼーっと待ち続けたパリ行きの搭乗ロビーにて。
日本とパリを往復し始めたころ、マイレージ貯めたくて、日本航空と全日空ばかり乗っていました。
少し、パリの生活になれた頃、いろんな航空会社に乗ってみたくなり、南回りのドバイ経由のエミレーツ航空、ウィーン経由のオーストリア航空、チューリッヒ経由のスイス航空、エールフランス、ブリティッシュ航空など、乗り継ぎ空港の免税店を見るのも楽しくて、割安感もあったりする経由便にはまっておりました。
今回、乗り継ぎトラブルがあったからだけではないですが、いえ、あの状況でのフランクフルト空港の広さにうんざりはしました・・(# ゚Д゚)
個人的な感想ですが、ルフトハンザ航空は、機内食とか機内エンタメ含め 「質実剛健」というイメージで、サービスになんの遜色もなかったのですが・・旅の楽しみという点では「また次も乗りたい!」って思えなく・・次回の帰省には日本航空にどうしても乗りたくなり、もうすでに予約を入れました^^
改めて日本の航空会社のサービスのきめ細かさ、質の高さに気付きが与えられた旅でした。
さいごに
乗継便は、スーツケースの破損の割合は高いこと以外は、大きな問題もなく過ごしてきたのです‥・ラッキーだったのかもしれません。
(今回、スーツケースの破損はありませんでした)
・・遅延で時間がないフランクフルト空港乗り継ぎは、とにかく消耗させられるものでした。
そもそも、乗継便の遅延には、気を揉むものですが、航空会社スタッフのケアの手薄さ、フランクフルト空港の広さと入国手続きの待ち時間にはほとほと・・。
もしフランクフルトで乗り継ぐなら、数時間は余裕をとって、たくさんある免税店を楽しむくらいの予定で組み込まれることをおすすめします。
そういえば、昔、日本発シャルル・ド・ゴール空港経由アムステルダム行きの時も、間に合いはしたものの同じような感じでした。あの時はシンガポール航空からKLMへの乗り継ぎでした。
フランクフルト空港に限らず海外での乗り継ぎ時間は、是非 多めに確保なさってくださいね。
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