RATP(パリ交通公団)の予定通りストライキは決行されました。
いつもは観光客で賑わっているオペラ大通りは、閑散としていました。
あとになって見た、6日付け時事通信社経由ヤフーニュースの「デモ隊の発煙筒で煙るパリ」の写真を見て・・あれでは、まるでフランス中がそんな状態かと、心配されるだろうな・・と思ったこともあり、私が経験した12月5日午後のパリ中心部の様子をお伝えします。
サンポールに用があって徒歩で移動した私の、パリ市内の北西部から右岸をななめ横断して経験と見聞と、こんな場合のパリ観光のおすすめ手段についてです。
オペラ通りは、車の通りも、あまりなく観光バスが、車両を連ねていました。
年金改革についての意見も、私が話した人たちそれぞれの意見があり、すべての人が反対してストライキをしているのではないです。
日本人のように冷静にいてほしいものだと言う方もいます。
12月5日からのRATPパリ市内メトロの運行は?
RATPパリ交通公団HPのサイトによりますと、
1号線と14号線が運行するという予定が発表されていましたが、
1号線の駅は確かに出入りができてしっかり運行されていましたが、14号線の駅は、少なくとも私が利用しようとした駅は、上の写真の通りクローズになっていました。
閉鎖された駅の周りには、このように自転車やキックボードが乗り捨てられていました。
私の印象では、14号線が使える駅の出入り口が閉鎖されていたので、14号線については確かめようがありませんが、(徒歩でサンラザール駅に戻って確かめる時間がなかったため)1号線以外いつものように使えるメトロはなかったです。
12月5日からのRATPパリ市内と近郊のストライキ、バス運行状況は?
↑ 1号線ルーブルリボリ駅構内の12月5日のバス運行表示です(オレンジ色は運行停止)
自宅を出て30分ほど、道路にバスを見かけることはありませんでしたが、オペラ通りにさしかかると
21番バスが頻繁に走っていました。
主な停留所で言うと、Luxembourg(ルクサンブール)Chatlet(シャトレー)Auber(オーベール)、Gare Saint-Lazare(サンラザール駅)を結ぶ路線です。
リボリ通りで70番代のバスを何台か見かけましたが、
ほかは、運行していないか、58分後という表示でしたが、多くのバスは見かけませんでした。
今回のストライキで、何番のバスが運行するかというサイトは見つけることができませんでした。
バスの時刻表というのはなくて、何分後に次のバスが来るのかがわかるには↓
バス パリ交通公団HP ←こちらをクリックかタップして、乗るバスの番号と、次の行に利用する予定のバス停の名前を入力(実際には、少し入れると選択肢のバス停が出てくるので、そこをクリックかタップ)しますと、
バスの運行状況と入力したバス停に何分後にバスが来るか、がわかります。
12月5日からのRATPパリ市内の道路の様子は?
↑上 セバストポル通りを歩行者用に封鎖する警察車両、
↑真ん中、大通りを北に向かって移動する人々
↑下 セバストポル通りをに入れない車両で渋滞する車、その向こうはクリスマス市場
私が、午後8区から4区までを徒歩で歩いて見聞した範囲ですが、
道路が混雑していたのは、南北に伸びるセバストポル通りを車両封鎖でデモの人たちが通ったあとなのか、歩行者天国状態にしてあったため、
リボリ通りは渋滞していました。(上の写真の通り)
午後2時頃、私が通った時間帯には、道路にあふれる人ということもなく、逆に車などで動く人々にさらなるストレス?としか感じられませんでした。
発煙筒や煙?も私は見ませんでした。
その他の通りは、大きなマルゼルブ通り、オスマン通り、オペラ通りとすべてガラガラでした。
デパートや店舗はあいてる?レストランやカフェは?
↑私の12月5日、寒い中、たくさん歩いたので・・。
大丈夫です!ほとんど開いています!
個人営業の小さいところは確認が必要でしょうが、デパートもカフェなども平常営業でした!!
民間のみなさんは、職場に自転車や歩きやキックボード通勤でがんばっています。
私が見た範囲のパリは、あのニュースにあるような、状態ではなくふつうに暮らしています。
家の近所はメトロもバスも運休で、なにしろ歩いたので(17844歩!)
歩いては、カフェでお茶をのみ、また歩いて、ビストロでオニオングラタンをいただき(このお店はすごく美味しいのでおすすめ、後日、記事にします^^)、あまり寒いのでオペラのメゾンキツネで、大判ストールも買って、自分の小ぶりのマフラーに重ねてぐるぐる巻いて帰りました。
他のストールチェックで、アクネステュディオも、マルシェ デュ サントノーレのマルタン・マンジェラの店も行きましたが、どの店も平常営業で、買い物客もいました。
通りかかったデパートもオープンしていて、午後遅くには観光客も買い物を楽しんでいました。
パリの本日の気温、日中でも3度。寒いです。
空港から無事、パリ市内に到着できたら、観光バス利用がおすすめ!
↑ 停留所もたくさんあり、一番パリ市内で多くみかける乗り降り自由の2階建てバス
今日、パリを歩きながら見ていましたら、観光バスの営業所が繁盛していました。
割高にはなりますが、限られた時間を有効に観光スポットを回るにはこれしかないかな?と感じました。
私は、パリに住んでいるから呑気に、テクテク歩きましたが、これではお目当てのスポットをまわりきれません。
パリ市内の観光バスについて調べました。
乗り降り自由な観光バス
※あまり小さなバス会社だと、割安でもバスの待ち時間がかなり長くなります。
上記2社は、パリ市内でもよく見かけるので、おすすめします。
ただし、この時期、バスの待ち時間はかなり冷えます。保温を十二分に。
パリでは、ホッカイロはほとんど売っていません。日本から持参を!!
まとめ
団体観光客用のバスが、ずらりと並んでいる光景を見て、今回のストライキで大きな迷惑をこおむったのは、個人観光客なのだろうな、と思いました。
かつての私もそうでしたが、やっとの思いで取れた休暇で、半日のフライトでパリに到着するんですよね。
それなのに、空港からの市内を目前に気をもんで心配されている方がどれだけいるのだろう・・と思ったら、みなさんの貴重な時間なのだから、空港と市内のアクセスは確保してほしかったです。
観光で成り立っているパリなのに、個人観光客のことも考えて、せめてロワシーバスの運行はしてほしいですね!!!
お店を開けて、観光客を待っている民間営業者も、客足減の損害をこうむるだけで、ストライキもできません。
昨日、確認のため窓口で聞いたら「いいえ!運行なしです!」と高らかに言われて、年金の減額に反対してというけれど、もっと違うストライキプランはないのかと憤慨してしまいました。
みなさま、パリ市内に着きさえすれば、観光バスで周れます。
バスの待ち時間は寒いので、ホッカイロや手袋マフラーのご準備を!
この時期パリにいらした方々が貴重な時間を楽しめますよう、祈っています。
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